プライベートも充実!
皮膚科・美容皮膚科・形成外科クリニックで
楽しく看護師生活をしているナースのマリコです。
初めてプリセプターに選ばれたとき、
初めて後輩を指導する立場になったとき、
指導や教育の仕方で悩む看護師がとっても多いです。
指導や教育が苦手なのはあなただけではありません。
かなりの看護師が指導や教育がうまくできず、
またはうまくできるか不安で悩んでいるんです。
そこで今回の記事では、そんな悩みがすっと楽になる、
新人指導・教育にはコミュニケーションが重要
という事について書いていこうと思います。
人を教育するのに必要なのは叱ることではなく勇気づけること
まずはあなたが新人さんを指導している場面を思い出してみてください。
「どうしてあなたはできないの?」
「何回言えばわかるの?」
「急いで!時間がないんだから間に合わないよ!」
「言い訳はいいから、ちゃんとやって!」
こんな風に叱ったりしていませんか?
ちょっとドキッとした方もいるかもしれないですね。
実は私は新人の頃、いや、もっと遡ると学生の頃、
こんな風に叱られて仕事を覚えてきました。
同じように指導されてきた方も多いのではないでしょうか?
どうも、私の時代はこれが普通だったような感じがします・・・
でも、思い出してみてください。
このように指導されたとき、あなたはどう思いましたか?
慣れない仕事に人間関係、唯一頼れるはずのプリセプターからもキツイ指導。
かなり精神的に辛い思いをしたのではないでしょうか?
初めてプリセプターになったり人を指導する立場になったとき、
どうしても自分がされてきたようにしてしまいがちですよね。
でも、「叱る」という事をしすぎると、
相手は恐縮してしまいどんどん出来なくなる、
負のループに入ってしまう事がほとんどです。
最悪の場合、自分には向いていないと思い込み、
看護師自体を辞めてしまうかもしれません。
大切なのは寄り添う姿勢の「勇気づけ」なんです。
では、勇気づけとはどうしたらいいのかも、
詳しく説明していきますね!
上下の関係ではなく、横の関係で指導する
「勇気づけ」ができる関わり合いと言うのは、
どちらかが上でどちらかが下、という関係ではなく、
あくまで人として対等な、横の関係で築かれて行きます。
・相手の気持ちに寄り添い、共感する
・結果重視ではなく、経過を重視して考える
・相手が失敗しても成功しても、寄り添い勇気づける
これが勇気づけです。
(ちなみに、「勇気づけ」とはアドラー心理学の考えです)
例えば、後輩が失敗してしまった場合、
「なんでこうしてしまったの?どうしてできないの?」
と、
「この失敗から何を学んだのか」
「次に行うときはどんな点に気を付けてたらいいのか」
と、 といいでしょう。
また、何かを伝えるときには、ダメだった部分だけを注意するのではなく、
出来ていた部分にも注目してあげるようにしましょう。
「○○はよくできていたと思います。でも、○○については、もう少しこうするとよかったですね。」
というように。
しっかりできた部分も見てもらえているという事がわかると、
出来なかった部分も素直に受け止めて次に生かせるようになります。
相手の立場で考え感じ、共感するようにしてみましょう
もし自分が指導している後輩や新人看護師が相談してきたら、
聞き上手な対応を心がけましょう。
何かそ相談されたり話されたりするとき、
人はどうしても自分の立場でその物事を考えてしまいがちですが、
相手の目で見て、聞いて、感じることをしてみましょう。
そうすることで、自分がわかってもらえていると感じ、
相手はあなたに心を開いてくれるようになります。
新人看護師にとって、一番近い存在のプリセプターに
自分のことがわかってもらえたと感じられたら、
とても心強く感じる事でしょう。
あなたがもし新人看護師だったら、
そんなプリセプターにだったら、
わからないことも相談しやすくなり、
アドバイスも素直に効けそうではありませんか?
まとめ
いかがでしたか?
新人看護師の指導はかなり大変だと思います。
自分の普段の業務に加えて人を指導するのは、
単純に仕事量も増えて時間もなくなりますからね。
今回の記事では、コミュニケーションを大切にし、
叱るのではなく寄り添って勇気づけて育てていく、
という事をお話ししました。
しかし、自分自身が疲れ切ってしまっては、
何もうまく行かなくなってしまいます。
適度に息抜きをしながら行きましょう。
100%の完璧は目指さなくても大丈夫。
自分の心にもゆとりを持てるとさらにいい関係が築けるはずです!
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