看護師は離職率が高く、転職をする方がたくさんいます。

 

就職先は困らないほどたくさんある看護師ですが、
「退職は新しい職場に入るよりも大変」
という話をよく聞きます。

 

看護師不足が深刻になってきていますから、
退職を申し出た時に強い引き止めに合う事もじゅうぶん考えられますよね。

 

そこで今回の記事では、
看護師の為の退職マニュアル。退職理由に退職届。いつ言う?全部教えます!
ということで書いていこうと思います!

 

少しでも気持ちよく円満に退職するため、
事前に知識をつけ準備をしっかりしておきましょう!

看護師の退職までの流れ

スムーズに退職するため、退職するまでの流れを知っておくことはとても重要です。

 

流れに沿って説明していきますので、しっかり予習しておいてくださいね!

1.就業規則の確認

法律では「退職の14日前までに退職の意思を伝える」と定められています。

しかし、あなたも想像がつく通り、ただでさえ人手不足で困っている職場に法定通り14日前に退職の意思を伝えたら、とてもじゃないけど辞めさせてもらえない・・・という事になるでしょう。

14日で新しい看護師を雇って仕事を覚えてもらわないといけない。
病院側はそんなの無理!となるに決まっています。

そのため、病院側が独自の規則を設けているところも少なくありません。

まずは、病院側の規則を確認することから始めましょう!

規則が特に設けられていない場合、最低でも1か月以上前には伝えるようにしましょう。

2.退職の意思表示

病院側の規則を確認できたら、期間に余裕をもちつつ、まずは看護師長に退職したい旨を伝えましょう

この時、相談するように話を持ち掛けるのがスムーズに伝えやすくなるポイントです。

その後の流れは勤務先によっても変わってきますが、だいたいの場合、看護部長との面談、事務長面談と進む場合が多いです。

3.退職日の決定

退職に関する決まり事が就業規則にある場合、なるべくそれに従うようにしましょう。
その方がもめずにスムーズに退職できます。

引継ぎやシフトの都合もありますから、多少の余裕を持ったスケジュールで進めていきましょう。

辞めると言ってしまうと働きにくくなる・・・と思うかもしれませんが、
最低でも1か月以上前くらいには退職の意思を同僚のみなさんに伝えられるとベターです。

「立つ鳥跡を濁さず」の精神で。

4.退職願の提出

退職の日が決まったら、退職願を書きましょう。
(書き方は後で詳しく説明しますね!)

書いた退職願は、直接上司に手渡ししましょう。

くれぐれも、机の上に置いてきたり、誰かに頼んで渡してもらったりしないように!

5.引継ぎ

あなただけが行っていた業務や、あなたが中心となって行っていた業務は、
後任にしっかり引き継ぐ必要があります。

少しでも相手がわかりやすくなるよう、工夫して引継ぎしましょう。
メモやマニュアル的なものがあるとわかりやすいですね。

ここの手を抜いてしまうと、退職してから連絡が来るなど、めんどうなことに。
引継ぎはしっかりと行いましょう!

6.備品の返却、必要書類の受け取り

いよいよ最終出勤日。
職場を去る前に、返却するもの・受け取るものの確認をしておきましょう。

≪返すもの≫

  • 健康保険証
  • 職員証、名札、名刺等
  • 事務用品や職場の経費で購入したもの
  • 制服
  • 鍵や資料など

≪受け取るもの≫

  • 雇用保険被保険者証
  • 離職票
  • 年金手帳(職場で保管している場合)
  • 源泉徴収票
    (受け取るものについては、郵送の場合もあり。
    その場合はいつ郵送されるのか確認を。)

次の職場に提出する必要がある書類もあるので、しっかり確認しておきましょう!

退職理由はどうする?引き止められたら?

辞める気持ちが固まった後に、強い引き止めに合うのはとてもつらいですよね。
そのため、引き止めに合いにくい退職理由を使うというのは一つの手です。

 

ダントツ引き止めに合いにくくなる退職理由は・・・

家庭の事情(介護、家業の手伝いなど、どうしても実家に戻る必要があるもの)

です。

 

家庭の事情というのは他人が口出ししにくいので、
引き止めに合う可能性が断然低くなります。

 

そのほか、

  • 通勤できない場所に引っ越すことになった
  • 結婚や出産
  • 家族が仕事を続けることに反対している

なども、引き止めに合いにくくなる退職理由です。

 

退職理由が弱いと、言いくるめられて辞められなくなってしまうこともあります。
どうしても続けることができない理由をしっかり準備しておくことが大切になりますね。

それでもしつこく引き止めに合ったら

人手不足、一からの新人教育・・・
辞められる側のことを考えれば、引き止める気持ちもわかります。

 

だからこそ、強い引き止めに合った場合も想定しておきましょう。

 

一番大切なことは「辞める」という強い意志を持つことです。

 

夜勤をなくすから、給料を上げるから、
有休を使いやすくするから、希望の部署に異動させてあげるから、
など、条件を変えるからやめないでくれ、
と強い引き止めに合う事も考えられます。

 

しかし、想像してみてください。

 

辞めると伝えたにもかかわらず、その後退職の意思を撤回。

 

労働条件が改善されたから残ることにしたとみんなが知ったら、
「不公平」と言われてしまったり、
風当たりが強くなることもじゅうぶん考えられますよね。

 

一度辞める意思を伝えたら、撤回しない方が無難。

 

どんなに強く引き止められたり、条件をよくされても、
退職の意思を撤回した後に明るい未来が待っているとは限らないのです。

 

「もう決めたことですから」と押し切りましょう。

 

 

退職願の書き方

看護師の退職届書き方

退職届の書き方は、この写真の通りです。
このまま書き写して使用してしまってOK!

 

白い記事の便せんに、黒い色のペンで手書きで書きましょう。
原則縦書きになります。

 

①一行目の真ん中あたりに「退職願」、
二行目の一番下に「私儀、」または「私事、」と記入。
次の行から「このたび・・・」と書き始めます。

 

②話し合いで決まった退職日を書きます。
話がついていない段階で先に退職届を書く場合は、
一か月以上先の日付を記入しましょう。

 

③提出する日付と所属の部署名、
自分の名前を書いて捺印。

 

④提出するのが上司でも、宛名は勤務先の
最高責任者にします。
名前には「様」を付けるようにします。

 

上記の内容に従って記入していけば、
簡単に書けますので心配いりませんよ!

 

なお、退職理由を細かく記入する必要はありません。
自己退職でしたら「一身上の都合により」と書くのが一般的です。

 

封筒は白地の長封筒を。
表の真ん中あたりに「退職願」と書き、
裏に部署名と自分の名前を記入しましょう。

 

簡単でしたね!

まとめ

いかがでしたか?
退職までの流れが趣味レーションできたでしょうか?

 

ここれをしっかり読んで準備しておけば、
難しい退職もスムーズに進むことでしょう!

 

退職がスムーズに進めば、
新しい職場にリフレッシュした気持で集中することができますよね!

 

あなたの退職がスムーズに進むよう願っています^^

 


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